○頭皮鍼(頭鍼)
頭皮鍼とは、固い頭蓋骨でできた頭部の一番外側の頭皮に鍼をする施術です。
頭皮鍼は、1970年代から中国を中心に発展してきたもので、疼痛や痺れ、脳卒中の後遺症など幅広く活用されています。そのような脳の障害に効果を出している理由として、現在では鍼刺激を行なった頭皮部直下の脳の血流が活発化するためといわれています。当院では、鍼後に受け答えがしっかりとしてきたり、身体の力を出しやすくなったりするため、認知症の予防にも効果を出せると考えています。最近では腰痛の原因の一つ、脳(DLPFC(背外側前頭前皮質)という部分)の活動が衰えることで慢性腰痛が起こるともいわれていますが、そのような疼痛にも効果があると感じています。当院では症状により、YNSA®(山元式新頭針療法)などの頭皮鍼を活用して施術を行なっております。頭皮にある様々な反応治療点を使い、改善を図ります。DLPFC(背外側前頭前皮質)2

※ YNSA®(山元式新頭針療法)とは、宮崎県の医師である山元先生が考案された鍼技術で、世界でも数千人医師が使用されている頭皮鍼です。
詳しくは「医療法人愛鍼会 山元病院」のHPを御覧下さい。『YNSA(山元式新頭針療法)』は山元勝医師の登録商標であり当院は許可を 受けて使用しております(登録第5808545号)

当院が頭皮鍼を治療法としてお勧めするのには3つの理由があります。
1つ目は、症状は結果であり、痛みを発する原因ではない可能性があるから
腰に痛みがある時に、腰に鍼をすることで腰の筋肉を緩めて痛みを緩和することは出来るかもしれませんが、痛みを作り出してしまった他の身体環境は何も変わっていません。そのため、しばらくすると再発して治療院通いを続けることになってしまう。
当院では、出来るだけ症状(例えば腰痛)から離れている部位(頭皮)を調整することで、全身のバランス(他の身体環境)を変化してもらいます。一部分を緩めるのではなく全体のバランスが変化することで、再発の起こしにくい身体になります。2つ目は、患者さんが症状の変化を実感することが出来るから
鍼治療というものは患者さんが受身になるものがほとんどです。(患者さんが自らを観察して改善させていこうとする治療は、私は操体法くらいしか知りません)
頭皮鍼なら、それが出来ます。身体動作を行い、痛みの消失や可動域の拡大などを実感していただける。つまり患者さんも治療行為に参加していただける。
鍼治療によって、患者さんが自分の身体を観察するきっかけになってくれれば、次に身体に無理が生じてきたときに、早めに気付き再発を患者さん自身が防げるようになります。3つ目は脳の血流によっておこる変化を期待できるから
頭皮鍼により、脳の血流が活発になることで、これまで働きの弱かった部分にも血液が流れて栄養や酸素が送られます。脳の全体の働きや痛みの感じ方を抑制する脳の部位が本来の働きを取り戻せるように影響を与えることで、痛みの軽減、消失、パフォーマンスの向上が期待できます。
※頭皮鍼は脳の血を変化させますが、脳を包み込んでいる頭蓋骨の外側にある頭皮に数mmの鍼を行うもので、安全性が高い鍼です。